東南生の生活
東海南高校での生活はいったいどのようなものなのだろうという疑問に答えるために、実際に東南生の暮らしぶりを見てみましょう。 でも、その前に中学校との違いをいくつか説明しましょう。 @ 授業の進度はどうかな。
中学校とは違って、高校の授業の進度は速い。のんびりなんかしていられない。でも大丈夫。入学当初には各教科の先生方から勉強の仕方についてきちんと指導してもらえるオリエンテーションがあって、予習、復習の仕方はもちろん家庭学習の仕方まで、丁寧に教えてもらえる。
A部活との両立は大丈夫かな。
こんなふうに思っている君、高校の部活は実際のところ結構大変。運動部に入っていると、毎日練習があって、試合の前には遅くなることもある。でも「文武両道」はできっこないなんて思わないでほしい。がんばる気持ちがあれば、だれにもできる。
B 楠祭は楽しいかな。
生徒会を中心に行われる楠祭は、その企画から運営まで、ほとんどに関わり 常識と良識の範囲でなんでもできる。入学できたら「楠祭」を是非楽しみにしていてほしい。
C 友達はできるかな。
東南に来る生徒はみんな個性豊か。ひとりひとりがしっかりと自分自身というものを持っていて、なおかつ相手を尊重してくれる。生涯の友を得ることができる場所が、東南なのだ。
D 生徒指導は厳しいかな。
東南の生活指導はきちんとしている。茶髪やルーズソックスは禁止。きちんとした身だしなみが高校生活の基本だ。目的意識を持った生徒の集団が、東南なのだ。
高校生としての生活のリズムをはやくつくることが、大切です。高校3年間の基礎、基本は1年生の4、5月でほぼ決まるといってよいでしょう。では、東南生はどんな暮らしをしているのでしょうか。運動部のA君と、文化部に所属するBさんの1日を見てみましょう。
A君の平日
A君の休日
A君の場合、平日も休日も起床時刻は変わらない。部活動が生活のリズムをつくるいわばペースメーカーとして機能している。けれども、A君は言う。「このパターンにたどり着くまでは、睡魔との戦いだった。ホントに疲れる毎日だった。たしかに運動部にはいることは大変なことかもしれない。しかし、そこで得られる体験はかけがえのないものだ。だから、がんばった。一度このリズムが定着すれば、意外と当たり前の生活だと思えるものだ。
Bさんの平日
Bさんの休日
自分が自由に出来る時間を出来るだけ欲しいと思ったBさんは、文化部に入った。自分の時間は、趣味に没頭する。けれども勉強をおろそかにすることはない。「やるべきことはやらないと…。思いっきり趣味の時間を楽しむためにも勉強だけは、集中してやりたい。運動部でがんばっている人には、せめて勉強では負けたくない。」Bさんは、運動部の人に比べたら生活は楽だと思ってはいるが、逆にそのことによるプレッシャーも感じている。だから、自分の精神力で生活パターンを崩さないように努力している。
<ここで先輩からの一言>
1年生の6月に文理選択のガイダンスがあり、7月の保護者会で相談しながら決めていきます。
1学期を何となく過ごしてしまうと、この大きな選択でとても打算的な決断をしなくてはならなくなってしまいます。 たとえば、数学が出来ないから文系へとか、英語が出来ないから理系へといった具合に。 そうした選択をすると、2年、3年は苦しくなると思います。 自分の適性と能力をしっかり把握した上で、進路を決めていかないと絶対に後悔します。 だからこそ、1年生の1学期はめいっぱいの努力が必要です。
東南の中心として活躍を期待される2年生。あらゆる活動のリーダーシップをとって活動する。東南生として部活や学校行事に思いっきり力を発揮するのがこの時期。この時期にはじけておかないと、3年生になって受験勉強に集中できない。
けれども、家庭学習をおろそかにしてよいということではない。中だるみは最小限にしなくてはならない。英語、数学、国語を中心にステップアップをしておく必要がある。
運動部に所属していた人も、インターハイ予選が終わるといよいよ受験モード。ここからいよいよ受験生への道を歩む。当然のことながら、1・2年生の時に自分の進路をしっかりと考えておかないと、このときによいスタートを切ることは出来ない。
3年生になったら、自分なりの受験ストーリーをみんな頭に描く。ゴールとなる目標大学を目指して、この時期までにここまで消化し、このときにはこのレベルまで到達しておく、とういうような流れを設定して学習に取り組むのだ。明確な目標があれば、明確な方針も自ずと立てられる。そうなれば、あとはやるだけである。平日平均4時間、休日平均8時間の学習は当たり前である。夏休みは夏季学習会に参加しながら、1日10時間の学習をこなしていく。大変そうだけれど、みんなやる。
ゴールに到達したとき、実はそれが本当の意味ではスタートであることに気づく。自分がやりたいこと、やらねばならないこと、そうしたことをきちんと考え、実行すれば、何物にも代え難い充実感を得ることができる。この努力した人にしか得られない充実感は、いずれはその人の自信となり、新たな目標設定の基礎となる。
東南は、向上心を持って学ぶ集団である。その中に身を置いて努力したことが報われる瞬間は、必ず待っている。
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